アトリエ花風里が18金をお勧めする理由

2016.04.26
みっちゃまん

プラチナって傷つかないって聞いたけど、18金より硬いの?

先日、アトリエ花風里にご来店されたお客さまから、「あるお店でプラチナは金よりも傷つかないって聞きましたけど、本当ですか?」という質問をされて、思わず絶句です!

そんな誤解が、まことしやかに囁かれているとは、驚きです。でも無理はないですよ。ジュエリーショップの店員にいわれれば、誰でも信じてしまいますよね。

もちろん答えは、「No」です。正確にいえば、プラチナ900と18金を比較すれば、硬さだけを捉えれば18金の方が硬いのです。

硬さ=傷つかない これは衝撃や擦れなどの条件下にもよるので一概には難しい事なのです。

プラチナや金について、あまり詳しくない人もいるようですので、少し解説をしてみましょう。

金の延べ棒

プラチナ900って?

プラチナ900の「900」とは、全体の90%が純正のプラチナであることを示します。残り10%は、パラジウム・銀・銅などが混ぜられています。これ以外にも、1000、950、850の併せて4種類のプラチナが主にジュエリーとして使われています。

純度100%のプラチナ1000は、柔らかすぎて加工に適さず、あまり実用的ではありません。そこで強度や耐久性を高めるために、パラジウム・銀・銅などを混ぜて合金にしているのです。中でもプラチナ900が標準的なプラチナとしてよく使われています。

当店ではハードプラチナと言ってプラチナ1000を使ってます!の売り言葉も聞く事がありますが、実際にはほんの少しの割合でパラジウムなどの合金にしてあります。

ハードプラチナは堅いと言いますが・・・一般的な900や950と比べると、その差は僅差!とてもハードとは言えないのではと考えてしまいます。

ここでも売らんが主義の言葉が先行してると感じてしまうのです。

 

プラチナは、「白金」と呼ばれるように本来のカラーは銀白色です。

プラチナの大きな特徴は、「粘性(ねんせい)」。この特徴を活かして僅か0.6~0.7mmの爪でも、ダイヤモンドをしっかりと留めることができるのです。

プラチナは、金よりも希少で高価と考えてる方も多いですが、今は相場が逆転しているのです。それでもなぜか日本人に好まれ、婚約指輪で80%、結婚指輪で70%のカップルがプラチナを選ぶそうです。このようなことは、海外では見られず、日本特有の現象らしいのです。

 

18金って?

純度100%の金を「24金」としていることから、「18金」は、18÷24 = 0.75、つまり75%の純度の合金のことです。残り25%は、プラチナと同様、純金の24金が柔らかすぎて加工に適さないので、銀・銅・パラジウムなどを混ぜて合金にしています。

金の本来のカラーはゴールドですが、この25%に配合する金属の種類で、ホワイト・ピンク・イエロ・グリーンなどの色も出すことができます。有名なホワイトゴールドは、銀とパラジウムを混ぜることで、白く見えるようにしているのです。

18金以外にも、14金、10金がありますが、14金で58.3%、10金で41.6%まで純金度が落ちますので、あまり高級感のあるアクセサリーには使用されません。

金の大きな特徴は、「展性(てんせい)」。伸びて広がる性質です。「金箔」が良く知られていますが、1gの金であれば、1m四方まで引き伸ばすことができ、その厚さは、僅か0.0001mmです。この性質から、金は細い部分のこまかなデザインが可能になるのです。

ツタンカーメン黄金のマスク

ここで、再び冒頭の質問に戻ることにします。

純度100%のプラチナ1000と24金を比較すると、硬さはほぼ同じだといわれています。

しかしプラチナ900と18金を比較すれば、純度は、プラチナ900が90%に対して、18金は75%。逆にいえば、プラチナ900には他の金属が10%しか混入されていないの対して、18金は25%も混入されていることになります。もちろん混ぜる金属の種類によって硬度・強度は違ってきますが、18金の方が2.5倍の量が混ざるわけですから、それだけ硬くなるのは当然なのです。

 

18金をお勧めする理由

日本でプラチナがもてはやされたのは、約30年前。自動車の電装部品などのパーツに多く使われ、プラチナの価格が金の2倍以上に高騰したため、業界がプラチナを売ろうと必死になり、TVやブライダル情報誌などで様々な販売作戦が展開されました。「スイート10ダイヤモンド」が一世を風靡したことを、今でも覚えている人もいるのではないでしょうか。

このような業界の経営戦略が功を奏したからこそ、欧米では考えられないほど、日本でプラチナ人気が急上昇し、今でも多くの日本人に好まれているのです。

 

このような風潮に逆らうわけではありませんが、私たちアトリエ花風里では、指輪の素材としてプラチナ900よりも18金をお勧めするのを基本にしています。

その理由は4つ。

1:18金の方が、製品になった時の価格が安い。

2:18金の方が、硬く、傷つかず、変形しにくい。(対プラチナで若干です)

3:欧米では、プラチナよりも18金が主流(プラチナがもてはやされるのは日本だけ)。

4:カラー(ゴールド・ホワイト・ピンク・イエローなどから)を選べる。

 

ただし白色にこだわれば、プラチナに勝るものはありません。元が銀白色であるプラチナはあまり変色しません。この点、18金の各色は割金の色を利用して色を見せているので、長く使っていると若干の変色が起こる事がありますが、何年もかかっての若干の変色なので気づく方は稀です。

一般的に宝飾業界ではホワイトゴールドにはパラジウム鍍金を施し真白にお化粧をするのが当たり前になってますが、アトリエ花風里では自然のままのホワイトゴールドをお勧めしています。

自然光や蛍光灯やハロゲン等の光源により、その色味が変わって見えるホワイトゴールドのナチュラルは、とても自然で美しい色目ですよ。

アトリエ花風里では約90%の方がホワイトゴールドのナチュラルを気に入ります。

それよりも少し汚れたかなと感じたら仕上げ直しを数年に一度すればいいと考えてます。プラチナも表面の細かい傷に汚れが入り込めば、段々と濁って見えるようになるのです。

もちろんプラチナを好まれる人のために、アトリエ花風里でも、プラチナのご用意はしておりますので、ご安心ください。

 

メンテナンスが大切

18金がプラチナ900よりも硬くて傷つかないといっても、ハードプラチナが堅いからと言っても程度の差にすぎません。いつも身につけている結婚指輪は、金であろうと、プラチナであろうと、気がつかないうちに傷ついてしまいます。それは宿命のようなものとして諦めるしかありません。

でも、数年に1度メンテナンスを施し、仕上げ直しをすれば、見違えるようになりますよ!

深く傷ついた指輪でも、どこから見ても新品同様になりますので、1度お試しください。

安心できるメンテナンスは、やはり買ったお店に頼むのが一番です。その指輪の素材や鍛造方法を熟知しているからです。

でも「プラチナは金よりも硬くて傷つかない」っていっているようなお店は避けた方が無難です。

指輪の傷が気になる方は、ぜひ1度アトリエ花風里にご相談ください。可能な限りご対応させていただきます。

 

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みっちゃまん

投稿者: みっちゃまん

アトリエ花風里店主、社会事業プランナー。 様々な業界や社会の縦割りな考えに疑問を感じ「既成概念を破壊する」をテーマに活動しています。 主事業のブライダル事業、宝飾事業の古い考え方から時代に合った仕組みを提案しています。

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