
新婦がライトピンクブラウンのスクエア(四角)カットのダイヤモンドを見つけたのは幾つかのダイヤモンドを選択してる途中でした。
ダイヤモンドの基準4c
アトリエ花風里では、あれもこれもダイヤモンドを用意してる事はありません。
在庫負担が金利負担に繋がり、結果高いモノになってしまうからです。
もちろんお話を伺ってから用意しますので、ご安心くださいね。
それでも特殊な幾つかのダイヤモンドは用意してます。
特殊と云うのは、色や形が一般的に見かける4cのダイヤモンドと違い、ブライダルではほとんど使われない色付きや変形ダイヤモンドのことです。
もともとダイヤモンドの評価4cに対して疑問を持ち、新しい考え方を提唱している私達アトリエ花風里とアトリエ100&1では、ダイヤモンドの現代に合った評価をしています。
もちろん現在の評価4cについても完全否定ではないので、良い部分は生かしての考え方です。
ブライダル業界で流通される一般的なダイヤモンドの取り扱いも御座いますので、ご安心くださいね。
在庫をしないと言っても、ダイヤモンド輸入商社との直接取引により一般的な小売店や百貨店より十分にお安く提供できるはずですので一度見積もりをご確認くださいね。


地金の色と石の色
アトリエ花風里での結婚指輪は原型を2人で一つ作り、その原型を男女それぞれの結婚指輪に仕上げます。
新婦がダイヤモンドを四角いダイヤモンドを見つけて、これを使いたいと言う新婦に対し、新郎も自分も何か石を入れようかな?と言い出しました。^^;
ライトピンクブラウンの四角いダイヤモンドが一番映える地金は、ピンクゴールドです。
イエローゴールドでも良いですね。
一般的にダイヤモンドは周りの色を取り込みながら自らの色と合わせ、外に向かって輝きます。
その為、ブライダル業界で多く使われる無色透明のいわゆる白いダイヤモンドには、白い地金プラチナ等を使う事が多いのです。
純白や純真無垢を表す無色透明の白いダイヤモンドがもてはやされるのは、花嫁の純真無垢にも通じるのでしょう。
しかし多様化の現在、選択肢はいくつもあっていいと考えますし、純真無垢だけが花嫁に通じるとは思えないのです。
もちろんダイヤモンドの放つ輝きが無色透明なほど光が屈折して表面に出て来るときの虹色を綺麗に見せることは事実ですが、ダイヤモンドの個性でもあるダイヤモンドの色は、人間各々の個性と同じように素晴らしいモノでもあるのです。
ファッションリングやペンダント等でピンクや金色の地金を使ってるモノは、実は少し色のついたダイヤモンドであることが多いのです。
なので、金色やピンクの地金を使っても良いと考えてる人達は、それだけでもダイヤモンドの価格はぐっと抑える事が可能になるのですよ。

宝石のリカット
新郎の結婚指輪の地金は黄色、いわゆるイエローゴールドです。
とっさに、緑と黄色の色の相性が良いことを伝えると、自分はエメラルドにしようとの事になりました。
新婦のダイヤモンドを選択する事で、結婚指輪の幅が決まってきます。
その原型に2人で文字を刻み、各々のサイズに仕上げるのですが、問題はエメラルドの用意です。
色の綺麗な、それでいてダイヤモンドと同じ大きさのエメラルドを探さなくてはいけません。
ぴったりの大きさを探すことはとても至難の業であることは理解していたので、ダイヤモンドより少し大きいエメラルドを探し、それをリカットする事を考えました。
一般的なお店で、宝石のリカットは中々対応できるところは少ないと思います。
私共アトリエは、そんな宝石のリカットも対応しています。
家族の伝承
お婆ちゃんから貰った石がどうしても捨てられず、その石をリカットして新しくジュエリーにするなんて要望にも応えることが可能なのです。
古い石をリカットすることで、新しいデザインにし、故人からのモノを引継ぐ文化を日本にも定着していきたいですよね。
お母さんから引継いだ宝石も、娘や息子に・・・そのまた子供や孫にと・・・
欧米では多い家族との写真を家のあちこちに置く習慣も、故人との繋がりを大切にする文化ならではないのでしょうか?
かくして2人の結婚指輪が大変満足されたことは言うまでもありません。
もし家族から引継ぐ石を持ってる方は、活用することも考えてみては如何でしょう?