プレゼントをもらったら、素直に感謝と喜びを表わそう! アトリエ花風里

2016.12.06
みっちゃまん
背中に花束

プレゼントは、贈っても、もらっても、うれしいものですね。

子どもの頃、お誕生日クリスマスにプレゼントをもらったときの喜びは、大人になっても覚えているものです。特にほしかったものをもらえたときの感激は、忘れられない想い出として胸に刻まれていますね。

贈り物について、アメリカの作家オー・ヘンリー(O. Henry)が書いた心温まる物語がありますので、紹介することにします。

 

賢者の贈り物(The Gift of the Magi)

昔、アメリカに若い夫婦がいました。夫はジム、妻はデラという名前です。

若い夫婦は貧しいながらも、仲良く暮らしていました。クリスマスを迎えるにあたって、相手に何か素晴らしいプレゼントをしたいと考えました。でもお金がなくて、何も買えません。

そんなとき、デラは、鏡の前でお化粧を直していると、自分には膝まで届く長く美しい髪があることに気づき、これを売ってプレゼントを買うことを思いつきました。買ったのは、ジムが大切にしている祖父から父へと受け継がれた懐中時計につける「プラチナの鎖」です。

一方ジムもデラに何かプレゼントをしたいと思っていましたが、はやりお金がありません。そこで、大切にしている懐中時計を質に入れ、プレゼントを買うことにしたのです。買ったのは、デラがほしがっていた「鼈甲(べっこう)の櫛(くし)」。デラの長く美しい髪に似合う櫛でした。

クリスマス・イヴの当日、プレゼントを交換した2人は、茫然自失になりました。デラが贈った「プラチナの鎖」をつけるジムの懐中時計も、ジムが贈った「鼈甲の櫛」をつけるデラの長く美しい髪も、すでになくなっていたからです。鎖も櫛もどちらも無駄になってしまったのです。

 

一見互いに無駄なことをしたため、彼らを愚かな人と思うかもしれませんが、決してそうではありません。

ジムもデラも、「プラチナの鎖」や「鼈甲の櫛」以上の「想いやり」を相手から受けとっているのです。自分の一番大切にしているものを犠牲にしてまで、愛する人を喜ばそうとした「想いやりの心」です。だからジムとデラは、決して愚かな人ではなく、最も賢い人たちなのです。

作者のオー・ヘンリーは、このように結論づけています。

連れそう家族

プレゼント(present)の持つ意味

ところで、「プレゼント(present)」という言葉の持つ意味をご存知ですか?

「pre(あらかじめ)」+「sent(贈る)」という語源から、「あらかじめ用意したものを贈る」という意味ですが、少し自己流の解釈を加えますと、「相手のことを想い、時間をかけて用意したものを贈る」という意味になります。

 

もう1つ「present」には、「現在」や「存在」といった意味があります。

「pre(あらかじめ)」+「esse(ある・ラテン語のbe動詞)」+「-ent(現在分詞語尾)」という語源のようです。これにも自己流の解釈を加えてみますと、「自分の存在を相手にアピールする」という意味になります。

この2つの意味を合わせると、「プレゼント」とは、「相手のことを想い、時間をかけて用意したものを贈って、自分の存在を相手にアピールする」という意味になります。

 

プレゼントを贈る相手のことを想い、「何を贈ったら喜んでくれるだろうか?」「趣味や好きなものは何だろうか?」などと考えながら、時間をかけて相手が喜んでくれる贈り物を準備します。そして贈り物を渡すことで、「こんなにあなたを想う人がいるのですよ」というメッセージを相手に伝えるのが、プレゼントが持つ本当の意味なのではないでしょうか。

 

これは、私たちアトリエ花風里がお勧めする手作りの指輪と共通するものがありますよね!

心をこめて手作りした指輪を贈ることは、まさにプレゼントが持つ本当の意味にぴったりですね。

驚く彼女
Isolated portrait shot of a beautiful caucasian woman. Holding her face in astonishment.

プレゼントをもらったら素直に感謝と喜びを表わそう!

日本人は、欧米人に比べると、素直に喜びを表わすのがヘタだといわれています。日本人がシャイなのかもしれませんが、プレゼントを贈った人にしてみれば、欧米人のように大げさに喜んでくれた方が、うれしいものです。

とにかくプレゼントをもらったことに、まず素直に感謝をすることが大切ですね。

 

ご夫婦で旦那さまが奥さまにプレゼントをしましたが、奥さまの好みのものではなかったとき、

「事前に相談してほしかったわ」

「こんな無駄遣いをしちゃって‥‥」

と思わず口に出してしまったら、大変ですね。せっかくの旦那さまの好意がすべて吹き飛んでしまい、険悪な雰囲気が漂うのは、間違いありませんよ。

 

贈られたプレゼントが自分の好みでないため、素直に感謝できない人は、自分の人生にも不満を持っているからだともいわれていますよ。

このようなとき、まず旦那さまが、忙しいのにわざわざ買いに行ってくれたとことを思い浮かべ、素直に感謝することです。

プレゼントしてくれた相手の立場になって考え、相手を想いやる心が大切なのです。そうすれば、どのようなものであっても、まずはもらったことに対して素直に感謝の意を表わし、できれば大げさに喜びを表わすことで、相手を想いやることができるのです。

プレゼントをもらったときに大切なのは、素直に感謝と喜びを相手に伝えることだと思うのです。

 

 

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投稿者: みっちゃまん

アトリエ花風里店主、社会事業プランナー。 様々な業界や社会の縦割りな考えに疑問を感じ「既成概念を破壊する」をテーマに活動しています。 主事業のブライダル事業、宝飾事業の古い考え方から時代に合った仕組みを提案しています。

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