結婚リングを身に付けられない職種がある?
規則として明確に定められている事はほぼないそうですが「危険リスクが高くなる」という理由で、結婚リングを身に付けない男性が多く存在する職種があります。
例えば、自衛隊員、消防士、警察官などですね。
それから少し方向性は違うかもしれませんが、鳶職など高い場所で作業をする方もそうですね。そして、マシンを稼働させるような工場勤務の方も危ないという事で、結婚リングを身に付けない事が多いそうです。私がお聞きした方は、掌全てで対象物を触るので、全意識を向ける妨げになるとの理由でした。繊細な指の動きが必要な職種の場合も身に付けない方が多いのでしょうね。
ネックレスなどを服の外に着ける方は少ないでしょうが、夏場の薄着でマシンに引っかかる事も聞くので、これらも危ないですよね。
保育士や介護士なども、万一何かに引掛り、子供やお年寄りに危険をおかす可能性があるのならと外してしまう方も居るみたいですね。
とある救急隊員のお話
私共のお客様で、救急隊員として働いている男性がいました。
実は手作り指輪のお客様の中には、消防やレスキュー、自衛隊といった危険な職業の方が多いのです。
彼には結婚を誓い合った女性がいて、市販で購入したペアの指輪の片割れが入った小袋を常に安全ピンでポケットに固定していました。
彼もやっぱりリスクの高い職種なので、指にはめておくというわけにはいかなかったのでしょうね。
でも、当時はそこまではリスクが高いとは知らなかったので「リングくらいはめたら?」なんて彼に言ってしまった事もありました。
そして、ある日彼がとある現場に出動した折の事。転落事故をおこして重傷を負ってしまったのです。その時は彼自身「ここで死ぬのか」と覚悟したそうです。
幸いしっかり回復して、現在も救急隊員として働いているのですが、この出来事をきっかけに「リスクの高い職種についている自分が妻に何を残せるのか?一緒にいてくれる感謝をどう伝えるべきか?」という事を考えるようになったのだそうです。
リングに想いをこめるという選択
そんな彼がたどり着いたのが「自分の想いを指輪にして永久に残す」という選択肢でした。
結婚生活が始まっても、いつでも彼女と一緒にいられるわけではない。しはんで
現場に出動すればどんなリスクに見舞われるかわからない。
それでも彼女の元に必ず帰るのだという強固な意思を持つためにも「気持ちを刻んだ指輪を作りたい」と願うようになったそうです。
実際には職業柄指にはめておく事はできないのかもしれませんが、ポケットにしまっておく事はできるのだと思います。
そして、指にはめる事さえできないのだとしても「妻と一緒にリングに想いを刻むことこそが大事」。彼はそう考えたのだと思います。
花風里では、2人で自分達がはめるリングをデザインして頂いています。
そして、この世に1つの原型が生まれ、そこから一対のリングができる。
そこには、2人だけの気持ちが刻まれています。
そのリングと思い出があれば、どんな困難に見舞われようとも跳ね除ける事ができる。
花風里はそれを信じております。
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