手作り指輪が流行り出してる昨今、手作りを謳う店は数多くありますが、どこも同じように見受けられますが、実は制作手法により全く異なる事を知らなくてはいけません。
この2~3年で本当に多くの手作り指輪のお店が表れてきたので、他店を回って当店にご来店されたカップルからお話をお聞きする機会が多くなってきたのですが、残念なことに今でも、この制作手法まで明確にする所は余りいません。
行ってみたけど、細い金属を叩いて曲げるだけだったから、自分達の作りたいモノと違い、再度探してこちら、アトリエ花風里を見つけましたと・・・
二人で作るけど、作ってみたが、自分のイメージと違う!なんて事もあるみたいなので、しっかり覚えて、結婚指輪選びの参考にして、自分たちに相応しい指輪を見つけてくださいね。
誰が作るのか?
これ『二人で作る』なんて選択肢の無い10数年前は、職人が作るしか無かったのです。
自分で作るにしても、彫金教室などコースの一環でされていて、地金を叩いて曲げてくっつけて磨いて・・・昔からあったのに何故流行らなかったの?
ぶっちゃけ完成度が低かったからです。私はそう思います。
それが今では『二人で作る』が参画してきたのです。
じゃあ職人と自分達と2通り?
そうです!
ただし、職人が作るにしても、関わり方で変わるのです。
フルオーダーと言うのは、ジュエリーデザイナーによるデザイン画から職人が原型を作り、職人が仕上げると言った、洋服でいえばプレタポルテ並みの最高級ですよね。
『二人で作る』のは、デザインがから原型作りを二人でやって頂くのです。
ただし、初めての二人が出来る事にも限界はあります。そこで職人がサポートしてくれるのが、我々アトリエ花風里のスタイルです。
私がプロデュースしてきた店には、原型制作をすべて二人にさせてる所がありました。 今でもそうしてるのかは?分かりませんが・・・初めての二人がワックスで原型を作るので、指輪の厚みを薄くできないのです。
それでも自己責任と一切の手出しをせず、仕上げていた時に、オーナーの考え方でこうも変わるのか?と考えてしまいましたね。
厚みが増すと云う事は、重量が付き、お客様にとっては負担になります。
ましてや、結婚指輪のように日常的に身に着けてるモノは装着感(ある程度の薄さ)も考慮したいですが、自分で作るだからと・・・
お店によって、作り方、承認に対する考え方はまちまちなので、本当に見極めた方が良いと思いますね。
価格の差は?
よく2本で10万円とか言って安さを売りにしてる所がNETでガンガン出てきますが、必ずカラクリがあります。
基本料金の違いもそうですね。
中には13万何某の金額を基本料金にしている所もありましたが、調べてみると地金が5gのみ、2本で5gでは少々足りないような・・・追加していくと・・・まぁそこそこの料金になっていく訳でして・・・
後から参入してきて、NETを駆使して、良い場所に資本力を使って出店してる所が安いわけありませんね。
経済による消費行動の二極化
何件か手作り指輪の店を除き、アトリエ花風里で指輪を決めてくれた人達に、何故うちに決めてくれたの?何故見に行ったところでしなかったの?と・・・
一番多くの回答は、金属の棒を叩いて曲げるだけだし・・・
あの安さを売りにしてる所でした。
結局は収入が多くないカップルが価格で決めた所は、デザイン的に納得できない彫金の手法だったのです。
もちろん二人で作る事は同じです。
その行為だけで純粋に喜びを見いだせる人達には素晴らしいことです。
私どものアトリエ花風里でも、準備が整えばやりますので・・・
でも意外と男性は良くても、女性の方は疑問に思ってることもありそうですね。
だから、時間が経つと少しずつ周りの人の指輪と見比べて残念な思いをしてると思います。
ある程度年齢がいった女性の指に、手作り感バリバリの結婚指輪を着けた人を見かけないものその一端かもしれませんね。
細身の指輪を作りたいと云う方も多いのも、景気のせいもあるのかも知れません。
結婚指輪に刻む幸せの記憶
結婚指輪を二人で一つの原型を作り、その原型に二人で文字を刻ませる手法は、手作り指輪が多くなってきた今でも、それ程多く無いかもしれません。
また、この仕組みを作り上げたのは、私達が初めてと云っても過言ではないと自負しております。
全ての行為に意味を持たせ、最終的には結婚生活において、望まなくても来てしまうであろう荒波を二人で乗り切って頂くためのアイテム(愛team)と捉えているからです。
この結婚指輪の内側に二人で文字を刻ませる事は、職人にとっては非常にナーバスな作業になり、アトリエ側にとっては時間を労するので、一日に2組が限界となります。
作業机が数台、指導者も複数いれば3組以上可能でしょうが、その分固定費も掛かってしまいますよね。
同時に作業をするのでなければ、流れ作業的な対応なので、二人で文字を刻ます事はないでしょうね。
手作りで結婚指輪を作る時に、何故二人で作るのかを改めて考えてみる事も必要かもしれませんね。
二人にとって最幸の結婚指輪に巡り合える事を願ってやみません。
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